AIによる失業で働き方はどう変わるのか【対策はこうする】

Workstyle

AIで失業が心配な人AI(人工知能)で失業が心配。働き方はどうなるんだろう。人間の仕事をどんどんやってくれるってどうなるのかな。仕事がなくなってしまうって言うけど自分はどうなるんだろう。

そんな疑問に答えます。

AI失業が起きるという新しい働き方、人間が今やっている仕事をAIが奪っていく、そして人が失業していくと言われ始めていますが、具体的にはどんな働き方になるんでしょうか。

私はフリーランスエンジニアをしています。一般の人達よりはAIにまつわる情報が入りやすい環境にいますので、AIに関連する情報はよく耳にします。そしてAI開発現場がどういう形を目標しているのかを踏まえて、今後AIによる失業、働き方はどうなるのか、という点についてお話します。

  • AI失業による働き方が変わる人間の割合は「半分近く」という発表
  • AIによる失業もあるが、人間の働き方、産業構造も変わりつつある【オフィスワークの終焉が近い】
  • AI失業によって人間の働き方はどのような物か
  • AI失業による働き方の変化に対応できるスキルを身に着けよう

AI失業による働き方が変わる人間の割合は「半分近く」という発表

AI失業は半分近い

49%の仕事がなくなるという野村総合研究所(NRI)から発表が数年前にされました。

AIによる失業と働き方の変化はざっくり2通りあり、

  • 作業を分割しまくって細かい単位にして、その単位ずつを機械化していくという方法
  • たくさんの作業実績や作業行動のデータをビッグデータとしてAIに学習させ、最適な仕事の仕方探り、効率化を図り、作業自体を減らす

という方法です。

例えば、

  1. 荷物を梱包する
  2. 伝票を書く
  3. 伝票を貼る
  4. 荷物を受け取る
  5. 大きな配送先に合わせて仕分ける
  6. 大きな配送先ごとに荷物を運ぶ
  7. 細かい配送先に分けて仕分ける
  8. 細かい配送先に荷物を運ぶ
  9. 自宅に届ける
  10. 受け取る
  11. 受け取りの印をもらう
  12. 受け取り後の伝票を管理する

本当にざっくりですがこんな感じの作業の集合が「宅配」です。

AIに置き換えるという作業は、こういった「作業の分解」の繰り返しなのです。分解した後に

  • AIができる事・自動化ができる事
  • 人間でないとできない事

を分けて、「AI、または自動化」ができる事を増やしていきます。そうやって人間がする作業を減らしていくのです。

もう一つは、この分解した1~12の作業で

「この作業いらないんじゃない?」とか「この作業」を「別の作業」に置き換えていくつもの作業点を減らす、または時間を短縮する、という方法の改善です。

例えば、荷物を梱包するのを梱包しなくていい方法に変えるとか、大きな配送先に集めてから送る方法を、直接届ける事によって中継点をなくしてしまうなどを「効率的な作業を考え付く・そのサポートをする」ところをAIに任せるという方法です。

AIによる失業は、基本的にはこういう作業の効率化、自動化により徐々に増えていく事によります。

AIによる失業もあるが、人間の働き方、産業構造も変わりつつある【オフィスワークの終焉が近い】

簡単な仕事はAIや自動化にうばわれていく

オフィスに集まって仕事をするという事が、時代的に段々進んでいます。

でも、そこまで驚く事でもないんですよね。こういう劇的な変化って過去にもありました。ありましたというか、昔にはあった仕事でも、今ではない仕事とありますよね。

例えば、映画は昔、音はありませんでした。スクリーンの横に人が立ってナレーションをする人がいました。

映画ができたばかりは、誰もこんな仕事があるなんて思ってもいませんでしたが、新しい職業として認知されていきました。

しかし今はどうでしょう?この仕事はなくなっています。

電話交換の担当や、問い合わせ窓口の電話の振り分け担当は完全にAIや機械に代わりました。デパートのエレベーターガールもそうですよね。

時代が変わっていくと、新しい仕事ができるのと同時に、なくなっていく仕事もたくさんあります。AIや機械によって失業が生まれる仕組みも同じです。

工場で頑張って働いていた時代からオフィスでパソコンを使ってする仕事がサラリーマンのメインの仕事に変わったのと同じように、AIは機械により働き方が大きく効率化されたり、オフィスがいらなくなったりし始めています。

その効率化の対象にやはり通勤時間や人が集まって作業をする場所の費用は、どうしても避けて通れない、効率化の削減の対象になるんです。

そりゃ、1時間も2時間もかけて通勤したり、高額な家賃を払ってオフィスを構える事に、今のネット社会はほとんど意味がないですからね。

AIによる失業といいますが、AI以外の自動化や効率化、働き方の考え方が変わった、そこにAIが手伝いをした、と考えたほうがいいでしょう。

ではそのようにして、AI失業と呼ばれる働き方の変化があった場合、人間はどうなるんでしょうか。

AI失業によって人間の働き方はどのような物か

どんどん仕事は奪われていく

色々理屈は言ってみましたが、具体的には感じていませんか?

スーパーのレジとか人減ってません?リモートワーク、増えましたよね?

段々と人が立っていた場所に人がいなくなっているの感じますよね?

そこを「いつ失業するのかな」というより、もう明日にでもやってくる未来と思って考えておいたほうが、備えになります。

好況時に黒字でリストラをする企業すらありました。この不況だとなおさらです。

転職した結果そういう波に巻き込まれるのは避けたいです。

  • 終身雇用も期待できない。
  • 年金も期待できない。
  • 退職金も期待できない、

AIによる仕事がなくなり失業する、働き方が変わる、は年齢に関係ありません。若いから有利とか若くないと不利とかも、だんだん無意味になってきます。

AI失業に対抗できるスキルを身に着けよう

AI失業に備えるスキルとは?というと考えこんでしまいますが、そこまで大したスキルじゃなくていいんです。

自分が今まで経験した事というのは、過去の自分が知りたいから知った、覚える必要があったから覚えたわけですよね。

それは実は、今、たった今誰かが知りたい、経験したい事なのです。

そういう事を発信できるスキルというものはとても重要で、その重要さに気付いて発信している人も本当に増えてきました。

このインターネットが普及した時代で、個人が使える発信の方法はいくつも増えています。

Youtube、Twitter、ブログ、インスタグラム。こういった情報発信が自分の生活や収入に大きく影響するようになりつつあります。

一昔前のYoutuber=特別とかはもう過去の話になってきています。

店の前に広告用に看板を立てるくらいのノリになってきています。

サラリーマンの人は今所属している会社でないと発揮できないスキルではなく、個人として動いた時に発揮できるスキルを日々増やしていく事が重要になってきています。なぜなら他の人が求めている事って会社固有のスキルではないですからね。

そういったスキルの組み合わせにAI失業とか働き方の変化や、リストラにあっても、自分はこのスキルがあればよそでもできる、みたいに考え方をシフトする事ができます。

じゃあ具体的にはどんな仕事?

となると、AIや自動化ができないような、クリエイティブな世界がこれからの人間の仕事としていく世界なんじゃないかなと思います。

クリエイティブといっても芸術家とかそういうわけじゃなく、

例えば

  • プログラミング
  • ライティング
  • マーケティング
  • 動画編集
  • ゲーム(eスポーツだけに関わらず)
  • 絵(イラストなど)

すみません、ちょっと分野が偏っていますね。思いつくのはあるんですが、私が自信もって、これはお金になりますよ、というのは分野が近いものなので、こんな感じです。

とはいえ、例えば、プログラミングとか教えるほどのスキルには到達していないし・・と思うかもしれません。

スキルの高い低いの問題よりも、教える事ができるのかどうか、が重要です。もちろん深いところまで勉強できる事はできますが、そういう事ではなく、

街の居酒屋さんに高級一流シェフの技術が必要ですか?

という事なんです。相手が満足してお金を払ってくれるレベルがあれば十分食べていけると思います。

こんな事を書くと一流のエンジニアの人に怒られるかもしれませんが、一流のシェフでも就職に困っている人もいれば、街の居酒屋さんでもしっかり稼いでいる人っています。エンジニアもそんな感じで同じなのです。

粗悪品推奨しているわけではなく、ユーザーのニーズに応える事ができるのなら超一理由のスキルは必要ない、という意味です。

今はオンラインのプログラミングスクールや、スクールの卒業後就職支援もしてくれるスクールもあったりします。

プログラミングの話はそのへんにしておいて、会社に頼らず、自分のスキルを売り出せるようになれると、この先のAIが失業を促している時代、生き残りやすいのではと思います。

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