フリーランスの仕事で役立つ資格の優先順位【お金に繋がりやすい資格はこれ】
資格が欲しい人「フリーランスの仕事って資格を持っていたほうがいいのかな。役立つ資格とかあれば教えてほしい。 」
こんな疑問に答えます。
私は現在フリーランスエンジニアとして働いています。10年以上フリーランスとして働いている経験から解説します。
本記事の内容
- フリーランスの仕事に使う資格は名前で選んだほうが良い
- フリーランスの仕事は資格で依頼は来ない
- フリーランスの仕事で資格は専門性を表現する道具
- フリーランスで使う資格は直観的に訴える物を
フリーランスの仕事に使う資格は名前で選んだほうが良い
フリーランスの仕事としては資格は看板の一つには確かになります。
ただし、それはすごい高度なスキルを証明する資格とか、そういうわけではないんです。
仕事を依頼する人が見る「資格の名前」がほぼ全てになります。
結論を最初に言いますと、ぶっちゃけ言うと仕事の依頼をする大半の人は、価格、実績、そして「すごそうな資格の名前」がなんとなくついている、という点で判断します。
中にはその資格に精通していて、その資格は特にすごくない、とかもっと上位の資格がある、という事を判断できる人はいます。
でもそれってどのくらいの割合でしょうか?
ざっくり過去の受注から考えても、資格を見て発注している人なんてあんまりありません。自分の作業を外注化する人ならそうかもしれませんが、基本的には自分にはできないから注文します、という事がほとんどです。
フリーランスの仕事は資格で依頼は来ない
フリーランスの仕事というのは資格で依頼が来るとか、そんな事はほぼありません。
それなら資格を持っている人が看板にそれを大きく出しておけば、仕事が増えるわけですが、そんな事、まぁありませんよ。
どちらかというと資格があれば、あっちよりこっちかな、程度です。
決定的なも判断材料って、料金か、実績かなど、資格よりもそういった物に比重が置かれます。
フリーランスの仕事で資格は専門性を表現する道具
それに、資格自体を前面に出し過ぎると、実は「ああ、この人これ以外やってないのかな」と仕事を依頼する人の入り口を狭める効果も逆にあります。
例えば、Webサイト制作を仕事として募集しているのに、ネットワークスペシャリスト資格保持者という資格を前面に出し過ぎると逆効果です。
ネットワークスペシャリストの資格は難易度的に結構高いのにも関わらず、そういう仕事がメインなのかとイメージがついてしまい、依頼者はそういう仕事はないからとサイト制作の依頼を無意識に委縮させています。
道具であるはずの資格が、逆の宣伝効果になってしまう事があります。
フリーランスで使う資格は直観的に訴える物を
依頼者は基本的には専門家がそろっている事ってあまりありません。中にはよく知っていながらも作業を外注化するために依頼する場合もありますが、基本的にはできない事を依頼する人がほとんどです。
そういう場合、たとえば情報処理試験の最高難易度である
「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)資格」ですが、これはどうでしょうか。
世間一般的にはほとんど内容がわかりません。いちいち中身を調べる人がほとんどいません。
しかも「支援」と名前がついてる事により、支援じゃない、主たる確保士がいるかのように印象を持つ人もいます。
そんな名前でも情報処理の国家資格の最高峰に近い資格なんです。
なのにこの印象。控え目に言っても割にあわないですよね。
反対に「情報セキュリティマネジメント資格」はどうでしょう。
この試験は難易度は先の情報処理安全確保支援士よりも何段階か下の資格です。
ただ、世間一般にはどうでしょうか。おそらく情報処理安全確保支援士よりイメージがつきやすいかと思います。
セキュリティに知見があり、詳しい人、というイメージです。
依頼する時に安全に配慮して仕事してくれそう、って思ったりしませんか?
その人に「依頼しようかな」という気持ちに対する「もうひと押し」に近いと考えられます。
「なんかすごそう」というインスピレーションで商品を購入する事は結構あります。ただ、その「なんかすごそう」にも質があって、先の情報処理安全確保支援士なんて、「なんかすごそう」の前に、ナニコレ?ってなってるんです。
要するに資格を全面に出すのであれば、セールストークとして利用するのが実質的な役目になっています。
まとめ
- 資格の名前が一般的に受けがよさそうな資格を
- あまり合わない資格は窓口を狭める
せっかくお金と時間をかけて取る資格です。うまく元を取れるよううまく付き合いましょう。
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