フリーランスはSI業界の世界でも今後増える話【社員じゃないとダメとか時代遅れ】

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就活してる人・転職したい人「SI業界に行ったらスーツ着なくちゃいけないんだよなぁ大きなプロジェクトに関わってみたいけど、古い技術ばっかりだし・・・」

そんな疑問に答えます。

本記事の内容

  • SI業界もそろそろ危ういと目が覚めてきている
  • SI業界は考え方が固いが流れ始めたら一気に変わる
  • とは言うもののSI業界にそれ狙いは注意が必要【まだまだ古典的な仕事は多い】
  • SI業界もフリーランスを使わないと無理ゲーになる時が来る
  • 未経験で派遣社員でSI業界を始めてみるのは結構おすすめ

この記事を書いている私は正社員でSI業界に働き、契約社員でWeb業界、派遣やフリーランスで両方を渡り歩いた経験があります。
SI業界のほうで言えば、数千万クラスの会員大規模サイトの要件定義や基本設計や、認証系のシステム構築、移行案件をこなした経験から話します。
通常だと設計とかプログラミングとかしかしない人が多いので参考になるかな?と思います。

SI業界もそろそろ危ういと目が覚めてきている

多重下請け構造のゼネコンのような世界のSI業界ですが、少しずつ風向きは厳しくなってきているのを受けて、 働き方改革でドレスコード(服装)を自由化 少しずつ変わってきています。

かなり今風になろうって頑張っています。

つまりこの場合、下請け企業であるグループ会社や関連会社、それらから仕事を請けているパートナー会社についても同じような働き方を導入されている事が結構あります。

つまりそれらの正社員や派遣社員は、そういう恩恵を受けて「なんちゃってフリーランス」っぽい環境になれやすいという事になります。

結構これってオイシイですよね。

給料が保障されながらテレワークという名の出勤しなくていい、時間自由、服装自由という事になれば、副業のできる環境は相当整います。

ただ、増えてきたとは言え半分以上はそういう環境じゃないだけは知っておいてください。

SI業界は考え方が固いが流れ始めたら一気に変わる

日本特有の動き始めたら一気に動く、がメーカー系企業が席巻しているSI業界。

今後このような動きは加速していく事となります。

事実として最近の現場では、私服姿が結構増えてきていますし、テレワークとして現場に来たり来なかったりというのは増えてきています。まだまだ数は少ないですが。

しかし、やっぱり日本的な企業です。徐々に増えてきて最終的には一気に右へ倣えで変わるのがこの業界。残業しない人なんていなかったのが、今では確実に休みを取らされるようになり、他業界と比べても実はかなりホワイト化が進んでいます。

おそらくこの先、リモートワーク(テレワーク)も一気に加速する業界の一つにはなる事は間違いないと思われます。

他の業界と比べてもやろうと思えばできる事多いですからね。

クラウド化によるセキュリティ問題もかなり解決されて、現場に来ないといけないなんていう発想はそろそろ古くなってきています。

とは言うもののSI業界にそれ狙いは注意が必要【まだまだ古典的な仕事は多い】

かといってもまだまだレガシー(古い)システムは健在で銀行や交通など基幹インフラのようなシステムはまだまだ現場にスーツで集まって、定時に集合して・・・という現場によってかなり古臭いところもまだまだあります。

SI企業の社員等になってしまうと、そのへんの注意のしようがないのですが、派遣社員として登録する場合は、その辺りの内容を事前に聞いて自分が思っていた働き方ができるかできないかとしっかり確認したほうがいいです。

SI業界もフリーランスを使わないと無理ゲーになる時が来る

できる人がいなくなっちゃったよ・・

SI業界は多重請負構造という、ようするに中抜きの激しい業界です。

つまりNECや富士通や日立とかが仕事をみずほ銀行とか住友銀行から仕事を請けたとします。(請けてますけど)

次にNECや富士通や日立はNECや富士通や日立ののグループSIer会社にその仕事を発注します。

さらにそのグループ会社は関連会社や、独立系のSIer会社に仕事を発注します。

その請けた会社がさらに中小SIer会社に発注して、さらに一部は派遣会社に・・

とものすごい層ができています。なんだこりゃって感じですよね。

そうなると実際コード書いている人ってどこにいると思いますか?
当然最初のほうなんて誰もいません。これがよく聞くメーカー技術空っぽ問題です。

そうなると技術ある人をこの構造だろうがなんだろうが雇わないといけないんですが、 独立系より下の会社はSESと呼ばれる技術力を提供する契約でほとんど派遣社員と同じような仕事となります。

中には力をメキメキもっている人間は最下層であるはずの派遣社員等でも要件定義や基本設計など、その大プロジェクトの中心に位置する人もたくさんいます。

私は独立系の会社から始まって、それより下流を行ったり来たりしていましたが、それでも、割と結構上流工程や上流工程の前のン億円のような見積を作ったりもしていました。

しかし、そういう力のある人は大体フリーランスに転向します。

フリーランスを雇わないSI業界の謎ルール

ただ、この多重請負の構造が、偽装請負と呼ばれる違法行為の温床となっているのではと指摘されてから、偽装請負をしない、その他いろんな法律のためにもフリーランスを雇う事ができないという謎ルールが蔓延しました。

謎ルールで自分を縛ってしまいフリーランスを雇えない事をいい事に、大手ベンダーや独立系SIerは「フリーになったら仕事ないよ?」とちょっと脅しのような事を言っていた頃もありましたが、今は昔。

Web系業界の登場やユーザー企業の直接依頼などがフリーランスに出されている今、そんな事をしようものなら業界に何もできない人だけが残るという事態になりそうになっています。

そこはさすがに気づき始めた人も少しずつおり、環境は徐々に加速的に変わってきています。 とはいうもののまだまだフリーは無理と言われる事は結構あります。

ただ、大量データ、大量アクセスや、高度なリスク管理などは学べる技術はまだまだSI業界は豊富で魅力的です。

そういう技術を学んだ上で、別の業界へフリー転向する今の流れはとても自然です。

未経験で派遣社員でSI業界を始めてみるのは結構おすすめ

そういった環境を選べる、未経験でもできる仕事がSI業界には結構ある。
そういう仕事から初めてスキルを身につけて、さらにその技術を使って新しい技術を身につけれる現場に移り・・・という方法も全然もアリですね。

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